些事の迷図

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選挙で「リーダー」を選ぶって事はこういう事

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投票した人達も、投票された人達も、どっちも「選挙で選ばれた人の方が上司、偉い、正しい」っていう感覚なんだから、そりゃこういう事になるわいな。ならないケースってのは、たまたま運が良かったか、まだ問題が発覚してないだけか、問題が問題視されるだけの問題エネルギーの閾値に達していないだけ、と思った方がいいと思う。

選挙とは「部下」を選ぶものだ、って意識にならんもんかな。で、その部下がさらに役人という部下を使役する。

一番上の上下意識が逆だから、被選挙民先生は選挙民どもにいちいち報告も伺いもしないし、選挙民君達も被選挙民先生に任せておけば大丈夫、とか思ってる、けどこうして問題が起きるとガーガー文句言う、という事を繰り返す。最初から意識が逆であるべきだと思う。

上に立つものは部下と同じ専門的スキルを持つ必要もないし、全てに目を通す必要もない。自分が必要だと思った事について部下に報告させるなり、命令するなりする権利を持つ、と同時にその結果の責任を背負う。

石原氏のような「被選挙当選者」と、それを選んだ「選挙民」に足りないのは、選挙民の方が「上司」であり、選挙で選ばれたのは「部下」だという意識、って大勢が思うようになったら、世の中もうちょっと良くなるんじゃないかなぁ。